ホーム ヘルパーの食事の介助の大切なこと!

食事介助の大切なことは!



色々なお年寄りの方を見てきましたが、やはりどなたも、食事のときは
顔つきが違います。
食べると言うことはいくつになっても、大きな楽しみの一つなんですね。

食べると言うことは、生きている証ですし、その基礎的なこと、源とでも
言いますか、もっとも大事なことですね。
それは、毎日の生活や健康への栄養補給はもちろん、人生の楽しみという
ことでも有ります。

食べるときに悲しい顔したり、涙を流しながらいやいやで食べると言うことは
別の意味ではありますが、殆どそういうことは無いですね。
老若男女誰もが、自分の好きなものや美味しいものなどを食べるときには
顔が輝き、笑顔になりますね。
ですから、要介護者のかたでも、それは同じです。
食べると言うことは、笑顔も出るし、元気にもなります。
ただ、やはり楽しみながら食べてもらうことが大事ですから、ホームヘルパー
さんは、そんな環境を作ってあげ、一緒に笑いながら食事の介助をしてあげる
ことが大事ですね。

でも、そのときも、その方の抱えるハンディはよく理解してあげましょう。
お口の中の状態、歯があるのか無いのか、部分入れ歯なのか総入れ歯なのか
虫歯や、歯周病などは無いか、歯の痛みは、そんなことを知っておくことは
食事のメニューでどんなものが食べられるのかと言うことなどが把握でき
ますね。

さらに、腕、手のひら、指などの動きの問題です。
違和感なく曲げられるのか、指はスプーンや箸など持つことが可能か、特に
箸は、挟むことが必要ですからそれもよく観察することですね。
そのときに体の動き、前かがみになれるのか、首は曲げられるか、さらに
飲み込む力の具合もしっかり見極めましょう。

飲みこむ力が弱く、食べ物が喉に詰まったりすると大変なことになります。
急がして食べる速度を上げたりすることが無いように、そして、そのときの
食欲も聞いてあげあたり、いつでも飲めるように水やお茶など適温でそばに
置いておく、また、食器なども出来れば持ち易いもの、軽いもの、割れにくい
物などを用意してあげると言いでしょう。

やhり、安全性を常に考え、ゆっくり落ち着いて食事が出来る環境を整え
咀嚼力や、飲み込む力などはしっかり把握してください。
特に、寝たっきりの方においては、食事のときそのままで摂る事もあるかも
知れませんが、飲み込みがうまく出来ず、誤嚥という事態になると息が出来
無くなったりして、おおきな事故に発展することも考えられますから、
その人の状況にも寄りますが、マニュアルや経験者などと打ち合わせしたり
して、どのようにするのかを事前によく理解、把握してから行うことです。

通常は、寝たままでは食事は健常者でも難しいですから、上半身を起こして
するのが普通のようですね。
これも、安全を考えると当然でしょう。


 

 

 

食事などに使う色々な道具器具には!



食事の時に使う器具などは、最近は色々なタイプのものが市販されていて
その人の状況に合わせて選ぶことも可能のようですね。

スプーンやフォークなどは一番使い易いでしょう。
これも、今までのものと、それ以外に指に引っ掛けられるものや握りやすい
もの、軽いもの。先を自由に曲げられるものなどあります。

箸も、使い勝ってのいいものが色々とあります。
持つと自然に箸先がそろうものや軽く指で動かせるものなどあります。
さらに、器にも工夫がしてあり、お皿を傾けないでもスプーンですくうことが
出来るものなども有るようです。

コップなども、もち手がついていて軽いものなどがあります。
そして、自分の手や指で色々な器具を持つことが中々出来ないという方に
便利なホルダーがあり、手にバンドなどで固定すればしっかり役目をはたす
物もあります。

自分が、介護、介助する方の状況に合わせて選んであげるといいですよ。
食事の後は、綺麗にお口を清潔にしないと、雑菌などが繁殖するとそれが
元で、病気になったりすることもありますから食後は歯磨きなどをする
サポートをしてあげましょう。

さらに、何かの病気や、予防のためなどで、病院などからお薬などが出され
飲むことになっている場合は、忘れないように処方事項に沿って飲ませて
あげましょう。

食事のあとは、最後に食器など綺麗に洗って次の食事に備えることです。
このように考えると、ホームヘルパーさんは本当に大変な仕事ですね。
でも、誰かの役に立つ、命に貢献すると言うことはとてもうれしいことです。
誇りと自信を持って、その人が安心できる介護をしてあげて欲しいと思います。