ホーム ヘルパーの入浴の介助の大切なこと!

入浴介助の大切なこととは!

入浴などの介助を行うときの大切なことは、要介護者の身体を清潔に保つ
と言うことは、非常に大事な事となります。

不潔にしていると他の病気などの発生も考えられます。
そして、お風呂に入ると言うことは、ただ身体を綺麗にすると言う効果だけ
ではなく、一般の私たちでも、仕事で疲れたりしたとき、温かい湯船につかり
ゆっくりと時間を過ごすと、精神的にもスカッとしますよね。

気持ちがリフレッシュできると言う効果があります。
そんな、気持ちになるのは誰も一緒です。
ただ、入浴時には着ている服など脱いだりしますから、季節によっては寒さ
などにも十分注意しないといけません。

寒さの余り、風邪を引いたりすることもありますし、急に外気の温度が変化
すると、血圧の上下に影響がでる場合もありますからその人の体調や血圧の
ことなど考え、余り温度差が出ないように工夫などする必要がありますね。

そして、ケアハウスや老人ホームなどと、自宅介護では入浴のシステムも
変わってきます。
大きなお風呂に、ベルトなどを利用して入浴を行ったりできるのはそのような
介護施設となりますが、自宅介護の場合は、時としてそのお家のお風呂を使う
こともよく有ります。

そんな時、ちょっとしたことで、おぼれたりすることも十分に考えられます
から、滑ったりしないように、そして目を離さないようにすることも必要です。

最近は、入浴専用の車にバスタブなど積み込んで、自宅に搬入して数人で
入浴の介助を行うことが多くなっていますから、安心感は増していますが
それでも、隙を見せると何が起きるか分かりません。
十分に注意することが求められます。

介護サポートのカテゴリーの中で、入浴に関しては利用したいと言う方が
多いようです。
ホームヘルパーさんの資格を取得したら、色々な訓練もありますが、この
入浴の訓練もしっかり勉強して安心して介助が出来るように身に付けて
おきましょう。

さて、湯あたりと言うことをご存知と思いますが、私たちはその日の
体調などで、気持ちのいいお風呂に入ったつもりでも、時間が経過すると
なんとなく気分が悪くなり、戻しそうになったり、ふらついたりすることが
有りますね。

これは、湯にあたるとよく言いますが、介助中の方もひょっとして、
このような事態に陥るかもしれません。
単に体調が悪いときや、血圧などに問題があったり、あるいは他の何か
予期せぬ病気の予兆と言うようなことも考えられます。

ですから、入浴の最中には、常に目を離さず、顔色や動きなどを注視して
おかしいなと思うときは、直ぐに声かけをしたり、入浴を中止するなどして
善後策を考えることが大事です。

 

 

 

入浴の介助はあわてず、ゆっくり、そして優しくが基本です!



安全を第一に考えると、入浴の介助には慎重さがとても大事になります。
あわてることで、滑ったり、持ち損ねたりと言うことが発生し、怪我を
したり、お湯を飲み込んだりすることも充分考えられます。

落ち着いて、しっかり持つ、支える、抱えると言うようなことが大事ですね。
そして、動かすときもゆっくりとしてあげましょう。
高齢者はどうしても動作も遅くなります。

あわてさせることで、動揺したりすることも有りますし、人によっては
ホームヘルパーさんの言うことを聞いてあげないと申し訳ないという
ような考えを持つ方もいて、自分のペースではなくヘルパーさんのペースに
あわせて、滑ったり動けなくなったりすることもありますから、基本的に
ゆっくり、と言うことを念頭においておきましょう。

人間優しさをもらうとうれしいものです。
ヘルパーさんの介護作業、特に入浴の介助は大変です。
入浴させてもらう方は、どんな方でも心では感謝しています。
でも表に出せる人と、そうでない人も居ますね。

ですから、誰にでも優しさを持って対応してあげてください。
いきなり、お湯を頭からかけて洗髪を始めたり、お湯の加減を確かめず
熱いお湯をかけたりするというようなことが無いように、湯船につかる
ときも、あわてさせずゆっくりと足からお湯に慣れれるように入れてあげ
ましょう。

そして、石鹸などで身体を洗うときも、お肌に優しい石鹸を使うことは
勿論ですが、高齢者のお肌はやはり弱くなっています。
決して、強くこすったりして、皮膚を傷めないように気をつけましょう。

ちょっとした不注意から、皮膚が傷を受け、ばい菌などが入り込んで
化膿したりすることもあります。
ですから、こちらも優しくが基本動作になりますね。

さて、入浴が済んで、綺麗な下着やパジャマ、浴衣などに着替えますが
その時、体の水分をタオルでふき取りますが、このとき石鹸のついている
タオルと違い、肌とタオルの間で強い摩擦が生じます。

これは皮膚に傷が入る大きな要因になります。
強い力で身体を拭くのではなく、優しく軽くなでるようにタオルで水分を
ふき取り、時には上から軽く押さえるような感じで拭いてあげましょう。

特に、寝たっきりの高齢者には、お尻の部分とか骨盤の横の部分、背中など
時として、床ずれなどが出来ている場合もあります。
お風呂上りには、お医者さんなどから処方されているお薬などあればその
指示に従って塗ってあげることも必要ですし、タオルで拭くときその部分
には特に注意して吹き上げてください。

このような場合の対処方法などは、ホームヘルパーさんの資格研修でも
必ず講習がありますから、聞き逃さないようしっかり勉強をして置く事です。

入浴は、着ているものを脱ぐと言うことが有ります。
いくら高齢者でも、やはり恥ずかしいとか言う気持ちは必ずあります。
プライバシーにしっかり注意して、その人の人格を尊重し、楽しい入浴の
時間にしてあげてください。